タイ・バンコクにあるサミティベート病院で産まれた長女。
日本・地元石川県にあるとある総合病院で産まれた次女と長男。
夫と2人で出産から新生児期の育児を乗り切った長女。
夫タイ赴任中の里帰り出産だったので、家族の助けをかりて出産から新生児期を乗り切った次女。
コロナ禍真っ只中で産まれた長男。
どの出産が良かった?
日本と海外だと何が違うの?
海外で出産って怖くない?!
と聞かれること数十回。
知らないこと・知りたいことも多く、根掘り葉掘り聞きたくなりますよね!
そこで今回は!個人的見解と体験談を少し詳しくかいていこうと思います☟
- タイ(バンコク)と日本の出産の違い
- 無痛分娩と自然分娩
- 里帰り出産のメリット・デメリット
バンコクと日本の出産の違い
まずは『バンコクと日本の出産の違い』を私の経験を元に書いていきます!
バンコクで出産した長女
妊娠初期から出産・産後のケアまで全てバンコクにあるサミティベート病院(以下サミティベ)でお世話になった長女。
タイの病院ってキレイなの?
衛生面とかどうなの?
日本より医療が遅れてるんじゃない?
と聞かれますが・・・
想像している病院とは全く違うと思います!
長女をバンコクで出産すると決めた時、バンコクの医療事情を心配した私と夫の両親たち。
実際にタイに来てもらい、サミティベの内装や医療体制をみて、とても安心していたのを今でも覚えています。
当時、夫と2人で出産・新生児期の育児を乗り切ることに不安はありましたが、病院の設備や衛生面で不安に思うことはありませんでした。
- 入院中は24時間面会可能
- 完全個室で家族の寝泊まりも可能
- 看護師の人数が多い(その時期にもよるのかな?)ので至れり尽せり
- 細かいニュアンスの日本語は通訳を通してのみしか通じない
- 長女を出産した頃は母乳育児への指導はやや薄め
- 入院食は正直・・・美味しくはない
入院食は圧倒的に日本!サミティベの入院食はあまり・・・(笑)
でも!病院の敷地内にある大戸屋から病室までデリバリーができるので、食事の心配はないかな?
サミティベは日本と同様に母乳育児を推奨しているので、できれば母乳で育てたいママでも安心!
ただ、長女を産んだ頃は授乳の方法など、割とママ任せだったので(泣)病室で一人手こずっていたのを今でも覚えています。
日本の『おっぱいマッサージ』も相当痛かったですけどね。
次女の時は痛すぎて逆に「もうほったらかしにして・・・」とも思っていました(笑)
日本で出産した次女
次女は妊娠7ヶ月から地元石川県にある総合病院でお世話になりました。
私が通っていた産婦人科は、まず助産師さんと話し、その後に医師に検診してもらうスタイル。
日本語で細かいニュアンスまで話が通じ、小さな心配ごとまで全て相談できたので、安心感が違いました!
出産〜入院中までお世話になる助産師さんたちの顔が予めわかるのは良いですよね!
しかし!体重管理は圧倒的に日本の方が厳しい!!
バンコクの時は
体重は減らなければ良いよ〜!
ちょっと増えてきたから気をつけてね〜!
(体重について特に指摘なし)
こんな感じだったので、日本の体重管理の厳しさに毎回挫けそうに。
当日は薄手のワンピースを着たり、朝食を減らしたり・・・最後のあがきをして、病院に向かっていました(笑)
- 細いニュアンスの日本語が通じる安心感
- 妊婦検診中から助産師さんとの関係性を築ける
- 入院中の食事が美味しい(これは病院次第かな?)
- 母乳指導が手厚い
- 体重管理が厳しい
タイと日本だと何が違うの?
私が感じたタイと日本の大きな違いは
- 言語
- 体重管理
- 入院時・授乳時のサポート体制
「どちらが良かった?」とよく聞かれるのですが・・・私は日本の方が良かったかな。
言語の細かいニュアンスまで通じ、授乳時のサポート体制まで手厚い日本はやっぱり安心感があります。
助産師さんや看護師さんとのたわいもない会話もストレス発散に。
「出産後、どっちの方がゆっくり休めたか?」と聞かれれば・・・私はタイの方がゆっくり休めたかな〜。
(だんだんと体制も変わって来るかもしれませんが)
タイでは授乳時間になれば、部屋まで赤ちゃんを連れてきてくれ、何から何まで看護師さんがサポートしてくれる印象
私が寝てたら、オムツ替えからミルクまであげてくれていたので、私がやることない〜!と思いつつ、とっても有り難かったです。
無痛分娩と自然分娩について
そもそも次女を出産した総合病院では自然分娩の選択肢のみ。
結果として一度目は無痛分娩・二度目は自然分娩で出産することになりました。
無痛分娩で出産した長女
日本だとあまり考えられないことだと思いますが、ある程度のバースプランさえ提出しておけば、後は当日に自然分娩で産むか・無痛分娩で産むか、その場の雰囲気で決めることができるのがタイ!
陣痛で痛くて体が震えてる時に決めてサイン!
選ぶというより、陣痛が強すぎて無痛分娩の一択でしたが(笑)
24時間麻酔科医が常駐しているのも強みですよね。
ただ私は麻酔が効きにくい体質なのか?
陣痛中は楽に進みましたが、産む時には麻酔がほぼ切れてしまい・・・いきみたいのに、麻酔が少し効いてるからいきみきれなくて、めちゃめちゃ辛かったです。
正直、無痛分娩は二度と経験したくないと思うほど、しんどかったです。
自然分娩で出産した次女
無痛分娩で半日かかった長女と比べ、陣痛スタートから約4時間で産まれた次女。
正直、無痛分娩の長女より、自然分娩の次女の出産の方が圧倒的に楽!でした。
助産師さんのアドバイスも本当に的確で、少しでも陣痛の間隔があけば、陣痛が弱まらないように工夫してくれ、分娩室では神様に見えました!
ぶっちゃけどっちが良かった?
私は『自然分娩の方が良かった!』というのが個人的な感想。
というのも1人目なので当たり前ですが、長女は陣痛開始から出産までに12時間。
変に麻酔が効いているので産む時にも上手く力が入らず、最終的に吸引分娩。
次女は陣痛開始から約4時間で産まれたので、むしろ自然分娩の方が産後の体力が余った程でした。
ただ、陣痛中は圧倒的に無痛分娩の方が楽!
麻酔を入れてしまえば、軽い生理痛のような痛みしかなく、夫と談笑したり、うたた寝したりしていました。
里帰り出産のメリット・デメリット
長女も次女もバンコクで出産予定だった私。
長女は予定通りバンコクで出産しましたが、次女は急遽里帰り出産に変更しました。
次女の時は祖母の体調が良くなく、里帰り出産に変更。
決してサミティベに何か不満があったわけではないです!
時々「何かあったの?!」と心配されるので・・・。
どちらの出産も経験して感じた里帰り出産のメリット・デメリットを個人的主観で書いていきます!
里帰り出産のメリット
- なんと言っても上げ膳据え膳の産前&産後生活
- 陣痛時の病院までのサポート体制が万全!
- 2人目以降の出産の場合、入院中の上の子の心配がない
夫と2人での産前&産後生活と比べ、何から何まで揃っている実家。
2人目以降の出産であれば、入院中の上の子の心配もなく任せることができます。
夫と2人だと産後も上の子のお世話に追われ、ゆっくりと産後の体を休めることもできなかったかも。
里帰り出産のデメリット
- 実家との関係性によってはストレスが溜まる可能性も?
- 夫と過ごす時間が短くなる
- 夫婦で新生児期を過ごす時間が短くなる
これはデメリットかはわかりませんが・・・
どこかで『実家だから体調が悪くなっても甘えられる!』という気持ちがあるからなのか・・・?2人目は後期悪阻も中々辛く、出産するまで『何かわからないけど気持ち悪い』状態が続きました。
長女の時は後期なんて、『お腹が大きくて動きづらい』以外は何も変化がなかったので、次女の臨月は辛かった〜・・・。
まとめ
長女と次女の妊娠・出産を比べながら私が経験したことを書きましたが、バンコクでの出産も日本での出産も良い経験になりました。
ただ、「次産むならどっち?」と聞かれると私はやっぱり日本かな。
今回は2人とも無事に出産できましたが、何があるかわからないのが妊娠・出産。
何かあった時のことを考えると『サポート体制が万全の日本での出産』が、親にとっても子ども達にとっても安心できるのではないのかな?と思いました。
次は次女と長男の『出産する病院を変えた理由』について書いていこうと思います!
お読みいただきありがとうございました。